花粉症の症状をセルフチェック!原因と対策を正しく把握しよう

花粉症の症状をセルフチェック!原因と対策を正しく把握しよう

「もしかして花粉症かも?」

「鼻水が続いていて、風邪と花粉症のどっちなのかわからない……」

「花粉症をセルフチェックしたい!」

花粉症は鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどを起こす疾患です。

風邪と似ている症状もあるため、どちらか自分では判断がつかない場合もあるでしょう。

この記事では花粉症と風邪の違いや、花粉症のセルフチェックについて解説します。

「花粉症かも」と思っている方は、ぜひ最後までお読みください。

花粉症と風邪の違いは?

花粉症と風邪の違いは?

花粉症と風邪は共通している症状もあるため、症状や時期によっては区別がつきにくいこともあるでしょう。

花粉症と風邪の違いについて解説します。

花粉症の症状

花粉症は、花粉に対して体がアレルギー反応を起こす病気です。

次の症状が花粉症の3大症状と言われています。

  • 水のような鼻水
  • 繰り返すくしゃみ
  • 鼻づまり

鼻づまりを起こすと呼吸がしづらくなり、仕事や勉強に集中できないため生活の質が低下する方もいます。

花粉症はスギ、ヒノキなど春の花粉によるものが多く、季節により症状が大きく変動します。

毎年同じような時期に鼻水やくしゃみに悩まされているなら、その症状は花粉症によるものかもしれません。

花粉によって発症するため、朝起きた時や花粉の飛散量が多い昼や夕方に症状が強くあらわれやすい傾向があります。

風邪と異なり、のどの痛みや発熱はほとんどありません。

風邪の症状

風邪はウイルスや細菌が体内に入ることで発症する、鼻やのどの炎症のことです。

風邪の症状として、いくつか例を紹介します。

  • 粘り気のある鼻水
  • くしゃみ
  • のどの痛み
  • 鼻詰まり
  • 発熱
  • 頭痛

体内の炎症が原因のため、時間帯に関わらず症状が続きます。

風邪は春に限らず季節の変わり目に多く、炎症が治れば通常は数日で治ります。

花粉症と風邪の比較表

花粉症と風邪は症状が似ていますが、時期や特徴に細かい違いがあります。

花粉症と風邪の違いを表でまとめました。

花粉症風邪
原因花粉によるアレルギーウイルス、細菌による炎症
症状が出る期間2週間~数ヵ月炎症が治るまでの数日
くしゃみ何度も繰り返す繰り返すことはまれ
鼻水サラサラしていて水っぽい黄色っぽく粘り気がある
発熱まれに微熱高熱が出ることもある
のどの痛みまれしばしば見られる
治療法対症療法免疫療法手術療法十分な睡眠、栄養対症療法

花粉症の原因

花粉症の原因

花粉症は体内に花粉が入ることで、鼻水やくしゃみなどの症状が生じる疾患です。

花粉症の原因はスギ、ヒノキの花粉が多く、花粉症の約70%はスギ花粉症と考えられています。

花粉症は季節性アレルギーの一種です。

通常、「免疫」という異物を排除するシステムにより、私たちの体はウイルスや異物から守られています。

アレルギーを発症すると、異物からの刺激により免疫が過剰に働き、鼻水やくしゃみ、鼻づまりなどの異常を起こします。

花粉症の対策

花粉症の対策

花粉症対策の基本は、花粉を体や衣服に付着したままにせず、外から家の中へ持ち込まないことです。

シチュエーション別に、花粉症の具体的な対策をまとめました。

外出時の対策帰宅時の対策家にいる時の対策
・マスクを着用
・メガネを着用
・花粉が付着しにくい服装
・家の中に花粉を持ち込まない
・うがいと洗顔、洗髪
・換気時は窓を小さく開け、時間を短く
・こまめな掃除
・空気清浄機

毎年花粉症の症状が出る方は、花粉が本格的に飛散する1〜2週間前を目安に医療機関を受診して薬をもらいましょう。

花粉が飛散する量は、テレビの気象情報やインターネットの花粉飛散情報から確認できます。

花粉症対策について、より詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

花粉症の簡単なセルフチェック

花粉症の簡単なセルフチェック

「今の症状が風邪なのか、花粉症なのかわからない……」という方は、こちらのチェックリストを参考にしてください。

チェックが多いほど、花粉症の可能性が高くなります※。

□ 鼻水が水のようにさらっとして透明

□ くしゃみが連続して出る

□ 症状は朝起きた時、昼頃、夕方に強くなる

□ 症状は花粉の飛散時期に2週間以上続く

□ 目のかゆみや充血もある

□ 熱はない

※チェックリストはあくまで参考です。正確な診断を受けるには、医療機関で検査を受けましょう。

まとめ〜花粉症かもと思ったらまずは病院へ

まとめ〜花粉症かもと思ったらまずは病院へ

今回は花粉症と風邪の違い、花粉症をセルフチェックする方法について解説しました。

花粉症は症状に合った治療が大切です。

「花粉症かも」と思ったら、まずは医療機関を受診しましょう。

武田耳鼻咽喉科では、花粉症やアレルギー性鼻炎の治療を承っています。

対症療法から免疫療法、手術療法まで幅広く対応しており、患者さん一人ひとりに合わせた治療を行っています。

「風邪か花粉症かわからない症状が続いている」

「鼻水や鼻づまりをなんとかしたい」

このような方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

花粉症Q&A

花粉症Q&A

花粉症に関する質問をまとめました。

Q. 花粉症か風邪かわからない場合、何科を受診すればいいですか?

花粉症か風邪かわからない場合、耳鼻科または内科を受診しましょう。

当院でも診療を受け付けています。

Q. 花粉症か風邪かわからない場合、どちらの薬を使えばいいですか?

成分が重複していることがあるため、花粉症の薬と風邪薬の併用は避けましょう。

迷った場合は自己判断で市販薬を使わず、医師と相談して症状に合った薬をもらうと安心です。

また風邪薬は長期間服用できないものが多いため、風邪薬を使っても症状が良くならない時は続けて服用せずに医療機関を受診しましょう。

Q. 花粉症を原因から治療する方法はありますか?

花粉症の根治を目指して近年、免疫療法という治療法が行われています。

免疫療法とは、アレルギーの原因となる花粉(アレルゲン)が含まれる薬剤を摂取し、身体を慣れさせて花粉症を改善する方法です。

現在花粉症では、スギ花粉に対して免疫療法が行われています。

当院でもスギ花粉の免疫療法に対応しております。

参考資料

アレルギーについて|花粉症 日本アレルギー学会 厚生労働省

よくある質問|花粉症 日本アレルギー学会 厚生労働省

的確な花粉症の治療のために(第2版) 厚生労働省

花粉症Q&A集(平成22年度) 厚生労働省

この記事の監修者

院長よりご挨拶
武田耳鼻咽喉科 院長
武田 桃子

・埼玉医科大学医学部卒業
・日本大学附属板橋病院 臨床研修医終了
・東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科 勤務
・東京慈恵会医科大学附属第三病院 耳鼻咽喉科 勤務
・東京都保健医療公社 豊島病院 耳鼻咽喉科 勤務

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